注意書き

あらかじめお断りしておきますが「特定のレンズの風合いを再現できたから、レンズを使い分ける必要がない」というような、そんなつまらない事を言うつもりではないです

それと、今回比較する画像は、手持ちのKマウントレンズの中で「焦点距離が近い次の２つのレンズ（28mmと35mm）」をK-3に付けて撮った画像です。

1. smc PENTAX-M 1:2.8 28mm（K-3に装着中）
2. HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited

クイズ

さて、いきなりクイズです。
下の（イ）、（ロ）の画像は、それぞれ上に記載したレンズのどちらを使ったでしょう？
※色味などは無加工でRAW現像してます。ただし、画角をそろえるためにトリミングだけを行ってます。


画像が小さいし、閲覧環境によって見え方が異なるかも知れませんが、違うことはなんとなく分かりますよね？
いかがですか？？そして、どちらの写真がどちらのレンズで撮った分かりました？

答えは
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（イ）が HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedで
（ロ）が smc PENTAX-M 1:2.8 28mm です。


もちろん、今回の写真がレンズの特徴を明確に表しているわけではないと思います。気軽にそして広い心で読んで下さいね （念のため）

では、これはどうでしょう？


違い、分かります？
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　・
ゴメンなさい、意地悪な問題でした。
実は、最初のクイズと答えは同じです。というか、元の画像は同じです。ただしRAW現像の時に、右側の画像の色やハイライトを調整して、左の画像に近づけています

私なりの発見

ブログを書くようになったからこそ、こんな実験？をやってみたのですが、結構 色は似せることはできるんですね。新たな発見でした。

大げさに「禁忌」なんてタイトルを付けましたが、「レンズの味を活かすことを大切にする立場」の人からすると、ちょっと興ざめな行為かな

それと、撮影条件によっては、無加工でも、よく似た色で写ることも確認できました。



この条件って、フィルム撮影がうまくいく条件です。
やっぱり、昔のレンズは光を考えないと、写りに大きな影響が出るんですねぇ・・・

あっ、繰り返すようですが、レンズの違いは写る色（色乗り）だけじゃないし、同じような色でも階調が違えば雰囲気も違うので、画像加工でかなりのことは出来ると思いますが、完全に一致させるのは難しいと思います。

そもそも、写真の良さは、レンズだけでは決まらないので、小手先の画像加工で写真が良くなるとは思いません。ただ、画像加工という要素は、写真趣味の幅を広げる要素だなぁ～と感じた次第です

まとめ

今回の実験（悲しい一人遊び、とも言う）のように、古いレンズも使いようによっては楽しいと思うし、もし、マニュアルフォーカスに興味があるのであれば、PENTAX-M のレンズは お遊びで１つくらい持っても面白いかも知れませんよ（そんなことがまとめなの？）

ほら、今度発売予定の、PENTAX のフルサイズ機は 噂だとDAレンズの広角は非対応になるということですよね？そして、今回使った「smc PENTAX-M 1:2.8 28mm」は、オートフォーカスは使えないけど、フルサイズ対応 しかもＫマウントです。
興味わきませんか？（中古カメラ店の回し者じゃありませんｗ）

そうそう、最後のクイズ。今回の記事の一番上の写真（花びらの絨毯）はどのレンズで撮ったか分かりますか？

答えは
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smc PENTAX-M 1:2.8 28mm です。

色々調整しているので、この写真だけで使ったレンズを言い当てるのは、ほとんど難しいのではないでしょうかね。
記事を書きながら、いろいろ考えさせられました