機材紹介の第二弾の続きです
前回はこちら
今回も説明ばかりの記事です(´△`;)
気楽に訪問した方、堅苦しくてゴメンなさい(>.<)
カメラには露出計がついているのですが、当然、ただし、シャッターや絞りなどとは全く連動しないので、読み取った値をもとにカメラの露出の設定を手動で行います
そんでもって、ここからが特殊なところ
通常、露出計から読み取れる値は、その状況に合った「絞り」と「シャッター速度」ですが、このカメラの露出計から読み取れるのは、EV(エクスポージャー・バリュー、日本語で露出値)なんです。
なお、カメラの露出設定も、まずはEVの値を使って設定します。
ここで、カメラの基本についてちょっとおさらい
EV=AV+TVという関係について・・・
ただし・・・
こんな事知らなくても、フィルムカメラを楽しめます。
こんな事知らなくても、良い写真を撮れると思います。
でも、知っていると、地に足をつけてカメラを操作している気がします
※お詳しい方や、厳密な説明しか受け入れられない方は読み飛ばして下さい(^o^)
※より詳しく知りたい場合は、グーグル先生に聞いて下さい(^^;)
EV=AV+TV
※AV:絞りの段数。絞りF1が基準で、その時の値が ゼロ
※TV:シャッター速度の段数。シャッター速度1秒が基準で、その時の値が ゼロ
快晴の海岸や雪景色(いわゆるピーカン)が EV16、快晴が15、晴天が14・・・てな具合で、その値になるように絞りとシャッター速度を組み合わせます。
例えば、ASA100のフィルムを使う時、日中の屋外では F8、1/250 で撮りますが、 その設定の EV値を計算すると、AVが 6 で TVが 8 なので、 EV=6+8 =14。
EVが14、ということは晴天の時の設定なんですね。
ASA400のフィルムの場合は、ASA100より 2段分 感度が高いので、EVを2 増やした設定にすればいいです。
※ASA100でEV16が適正露出の時、ASA400ならEV18の設定にする。
※適正露出は露出計が推奨する露出、本当に適正かどうかは撮影者が判断するw
より正確に書こうとすると、どんどん複雑になっちゃいそうなので
おさらいは ここまで
話は戻りまして、下の写真ですが、このカメラでEVを11にセットした場合です。
EVのレバーを動かすと、シャッター速度と絞りとの組み合わせが、セットしたEVになるように「絞りリング」が動きます(シャッター速度は動かない)。
具体的には、シャッター速度リングを動かします。
下の写真は、1/125秒に動かした状態。
構造的に「絞りリングが、シャッター速度リングの上に乗っている」ので、シャッター速度リングを動かすと、絞りリングごと回転するんですよね
なんとなくシャッター速度優先モードのような操作感です
ついでに、設定例をもう1つ。
今度は、露出計を見たら さっきより周りが明るくなっていた(EVが11から13に変化)なんて場合にどう設定するか。
その時は、EVの設定値を動かします。
繰り返しますが、「シャッター速度優先モードのような操作感なんですw
伝わったでしょうか・・・
詳しく書きませんでしたが、フィルムの枚数カウンターも減算式だし、カウンターの状況によっては巻き上げができなかったり、いろいろ気を遣うことがあります。。。
壊されそうで、あまり人に触らせたくない(^^;)
あと、これも慣れれば大丈夫なんですが、フィルム巻き上げレバーがカメラの底面についているので、久しぶりに使うと違和感を感じます
難点としては、操作は多少複雑なとこかなぁ・・・。
でも、操作していて楽しいので、私にとっては難点のような長所のような
また、レンズの評価になっちゃうので、ここではあまり書きませんが、「Xenon(クセノン) 50mmF2」のためにRetinaを買っても良いと思います。そういうカメラだと思っています。
ものすごく不毛だけど、カメラってそういう見栄とかお約束がありますよね(^^;)
機材の紹介が一段落したらXenon 50mmF2 を含め、レンズの紹介もしたいですね
そのためには、もっと作例を用意せねば( ̄□ ̄;)!!
背筋が凍ったところで、今日はこの辺で(*´▽`*)ノ
前回はこちら
今回も説明ばかりの記事です(´△`;)
気楽に訪問した方、堅苦しくてゴメンなさい(>.<)
露出の設定が特殊
予告させていただいた通り、まずは露出の設定についてのご紹介から・・・カメラには露出計がついているのですが、当然、ただし、シャッターや絞りなどとは全く連動しないので、読み取った値をもとにカメラの露出の設定を手動で行います
そんでもって、ここからが特殊なところ
通常、露出計から読み取れる値は、その状況に合った「絞り」と「シャッター速度」ですが、このカメラの露出計から読み取れるのは、EV(エクスポージャー・バリュー、日本語で露出値)なんです。
なお、カメラの露出設定も、まずはEVの値を使って設定します。
上から見たところ
(PENTAX K-3, smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR)
ここで、カメラの基本についてちょっとおさらい
EV=AV+TVという関係について・・・
ただし・・・
こんな事知らなくても、フィルムカメラを楽しめます。
こんな事知らなくても、良い写真を撮れると思います。
でも、知っていると、地に足をつけてカメラを操作している気がします
※お詳しい方や、厳密な説明しか受け入れられない方は読み飛ばして下さい(^o^)
※より詳しく知りたい場合は、グーグル先生に聞いて下さい(^^;)
後ろ姿
(PENTAX K-3, smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR)
多少語弊があるけど、EVって、要は何段絞るとか、何段シャッター速度を速くするとか、その「段数」で表された露出の値ですEV=AV+TV
※AV:絞りの段数。絞りF1が基準で、その時の値が ゼロ
※TV:シャッター速度の段数。シャッター速度1秒が基準で、その時の値が ゼロ
快晴の海岸や雪景色(いわゆるピーカン)が EV16、快晴が15、晴天が14・・・てな具合で、その値になるように絞りとシャッター速度を組み合わせます。
例えば、ASA100のフィルムを使う時、日中の屋外では F8、1/250 で撮りますが、 その設定の EV値を計算すると、AVが 6 で TVが 8 なので、 EV=6+8 =14。
EVが14、ということは晴天の時の設定なんですね。
ASA400のフィルムの場合は、ASA100より 2段分 感度が高いので、EVを2 増やした設定にすればいいです。
※ASA100でEV16が適正露出の時、ASA400ならEV18の設定にする。
※適正露出は露出計が推奨する露出、本当に適正かどうかは撮影者が判断するw
より正確に書こうとすると、どんどん複雑になっちゃいそうなので
おさらいは ここまで
話は戻りまして、下の写真ですが、このカメラでEVを11にセットした場合です。
EVのレバーを動かすと、シャッター速度と絞りとの組み合わせが、セットしたEVになるように「絞りリング」が動きます(シャッター速度は動かない)。
EVを11にセットしたとき
(PENTAX K-3, smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR)
上の写真では、セットされたのはF8、でも、もっと絞りを開けたいなぁ~と思ったら、シャッター速度を速くします。具体的には、シャッター速度リングを動かします。
下の写真は、1/125秒に動かした状態。
EVは変えずに、シャッター速度を1/125にする
(PENTAX K-3, smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR)
シャッター速度リングを動かすと、絞りも動いて F4になりました。構造的に「絞りリングが、シャッター速度リングの上に乗っている」ので、シャッター速度リングを動かすと、絞りリングごと回転するんですよね
なんとなくシャッター速度優先モードのような操作感です
ついでに、設定例をもう1つ。
今度は、露出計を見たら さっきより周りが明るくなっていた(EVが11から13に変化)なんて場合にどう設定するか。
その時は、EVの設定値を動かします。
EVを13に設定した
(PENTAX K-3, smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR)
上の写真を見ての通り、EVが2段分明るい場所で撮影する条件になったので(11→13)、絞りを2段分 絞る設定になります。繰り返しますが、「シャッター速度優先モードのような操作感なんですw
伝わったでしょうか・・・
このカメラの使いごこち
操作上の細かい作法があるので、特に慣れが必要なカメラといえると思います詳しく書きませんでしたが、フィルムの枚数カウンターも減算式だし、カウンターの状況によっては巻き上げができなかったり、いろいろ気を遣うことがあります。。。
壊されそうで、あまり人に触らせたくない(^^;)
フィルム巻き上げレバーが底面についている
(PENTAX K-3, smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR)
なので、決して使いやすいわけじゃ無いけど、基本的に、慣れれば大丈夫という感じでしょうかねあと、これも慣れれば大丈夫なんですが、フィルム巻き上げレバーがカメラの底面についているので、久しぶりに使うと違和感を感じます
まとめ
良い点としては、前回ご紹介したとおり、ファインダーが見やすい所です難点としては、操作は多少複雑なとこかなぁ・・・。
でも、操作していて楽しいので、私にとっては難点のような長所のような
また、レンズの評価になっちゃうので、ここではあまり書きませんが、「Xenon(クセノン) 50mmF2」のためにRetinaを買っても良いと思います。そういうカメラだと思っています。
速写ケースに入れるとこんな感じ
(PENTAX K-3, smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR)
あと、おれは「レチナ通だぜ!」っていうコダワリを持ちたい人は、よりコンパクトな、もう少し古いタイプを選ぶと大きな顔ができます(°▽、゜ )ものすごく不毛だけど、カメラってそういう見栄とかお約束がありますよね(^^;)
機材の紹介が一段落したらXenon 50mmF2 を含め、レンズの紹介もしたいですね
そのためには、もっと作例を用意せねば( ̄□ ̄;)!!
背筋が凍ったところで、今日はこの辺で(*´▽`*)ノ
コメント
コメント一覧 (10)
おおおー、もし初めてのカメラの操作感が
これほど難しかったら、今の私はカメラをやってなかったと・・・
今のカメラでも、設定を外しまくって試行錯誤してるんで
笑っちゃうような認識で、写真の真似事をしてました。
もっと、精進しなきゃ・・・(^▽^;)
マイナスネジの時代ですね
フィルム撮影は KKD(勘、経験、度胸)の世界かも知れませんが、
デジタル撮影が前提なら、知らなくても問題ないと思いますw
EVとかそこらへんの事を知っていても、
上手い写真が撮れるわけじゃないし(^^;)
でも、知ってるとなんとなく嬉しいし、
カメラが上達したような気持になれる・・・ということでしょうかねw
おぉ~見てるところが違いますね~w
そうなんです、昔のカメラは マイナスなんですよね(*^o^*)
確か、ニコンの 2000年に発売した復刻版のS3も、こだわって
マイナスネジをつかったそうですよ("▽"*)
やっぱり、プラスかマイナスか、意識する人は意識するんですねぇ(^o^)
緻密な解説、ありがとうございました。
そういえば、昔、亡き母が所有していたニコン製のカメラがこのカメラと似たような感じになっていて、自分も昔、母におねだりして使った記憶がありますよ。
自動露出(AE)付きのカメラしか使ったことが・・・(-.-;
露出計算とか、あんましまじめに覚えようとしたこと無いんですよねぇ~
もう今の頭じゃ、のみ込み遅くて、覚えられません(ToT)
手に持った写真、ほんとフィルム機って、
フルサイズなのにコンパクトですよねぇ~・・・デジは・・・
こちらこそ、読んでいただきありがとうございました (^-^) (_ _)ペコッ
ほぉ~ お母様のニコンですか(*^o^*)
もしかすると、同じ レンジファインダーの Sシリーズ でしょうかね~(^o^)
蛇腹ではありませんが、見るからにレトロなモデルで、
今でも人気があるんですよぉ~(o^ー')b
自動露出、結構じゃないですか(^o^)
私もNikon F3を使う時は、たまに使いますw
露出計算て、今ではモールス信号と同じくらい、
特殊な知識かもしれませんね(^^;)
伊藤(ト ツー)、路上歩行(ト ツー ト ツー)、ハーモニカ(ツー トトト)
※イ ロ ハ です。
祖父が電信隊だったので、子供の頃覚えました(^o^)
最初にEVの計算考えた人は天才ですね!
知らなくても撮影に差し支えないけど、EV値を考えながら撮影するのも楽しいかも知れませんね
ですね! 天才ですねw
もしかすると、私の先祖か親戚かも知れません("▽"*)
EV値を感覚で感じ取るようになるので、おっしゃる通り楽しいし
「撮影してる~!」って実感がものすごく湧きますw
デジタル撮影だと、ついついカメラに寄りかかってしまいます(^^;)
それはそれで便利でいいんですけどねw